宮城 鳴子峡

東北

紅葉の名所として有名な鳴子峡。
しかし、今回は新緑の鳴子峡を紹介したいと思います。

鳴子峡は鉄道ファン、特に撮り鉄の皆さんにも有名な撮影スポットです。
紅葉の季節に赤や黄色に染まった峡谷は圧巻です。
私も紅葉に囲まれて走る列車の写真を見て、一度行ってみたいと思って訪れました。

有名な撮影スポットの大深沢橋に到着すると、目に優しい新緑が一面に広がりました。
そして、新緑の峡谷の中にJR陸羽東線のトンネルを見つけました。
残念ながら列車を撮ることはできませんでしたが、念願が叶った充実感に満たされました。

そして、峡谷を別のポイントから撮ってみたのが下の写真です。

鳴子温泉駅から新庄駅に向かう途中にリゾートみのりの車内から撮りました。
上の方に見えるのが大深沢橋です。
鳴子トンネルを抜けて列車からも峡谷の深さと新緑を感じることができます。
紅葉の季節には列車が徐行運転してくれます。

鳴子峡は大谷川の浸食により生まれた深さ100メートルにおよぶ大峡谷です。
宮城県の名勝に指定され、栗駒国定公園に含まれます。

訪れたときは仙台駅から東北本線に乗って、小牛田駅で陸羽東線に乗り換えて鳴子温泉駅で下車。
仙台から鳴子温泉まで在来線で約2時間くらいです。
時間を節約したい方は仙台駅から古川駅まで東北新幹線に乗って、古川駅で陸羽東線に乗り換えて行くこともできます。

鳴子温泉駅から大深沢橋へは駅から主に国道47号線を歩いて50分くらいかかりました。
道中はちょっとしたハイキングになりました。

下の写真は大深沢橋へ向かう途中で撮影しました。
写真中央に見える川と奥の山に挟まれている所が鳴子温泉です。

大深沢橋を渡って少し歩くと鳴子峡レストハウスがあります。
レストハウスから 大深沢橋 を見ることもできます。
歩いて訪れた場合は休憩スポットに使えます。

峡谷には遊歩道があるのですが、訪れたときは東日本大震災の後で閉鎖されていました。
川の近くまで下りられるみたいですので、上から見るのとは違う景色を楽しめると思います。

レストハウスで休憩したあと、徒歩で鳴子温泉まで戻り公衆浴場に入りました。
ハイキングをした後の温泉は気持ち良かったです。
ホテルや旅館のほかに入浴料大人200円と気軽に入れる公衆浴場もあるのはありがたかったです。
鳴子峡を訪れたときには温泉にも入ることをおススメします。

また、鳴子と言えば全国的にも有名なのがこけしです。
温泉街にはこけしを売っているお店がいくつもあり、大深沢橋へ行く途中にも日本こけし館という所もあって、こけしの町を実感できます。

新緑の鳴子峡を訪れることになったのは、6月に仙台での楽天vs中日の観戦と抱き合わせで行ったためです。
次に訪れるときは、紅葉の鳴子峡を訪れてみたいと思います。

アクセス:JR陸羽東線鳴子温泉駅より車で約10分、徒歩で約60分