神奈川 ロマンスカーミュージアム

鉄道

2021年4月19日にオープンした小田急のロマンスカーミュージアム。
ブルーリボン賞を受賞した歴代ロマンスカーを見ることのできるミュージアムということで、開業前から是非行って見たいと思っていた所でした。
今回はロマンスカーミュージアムとGSE(70000形)の乗車についても紹介します。

ロマンスカーミュージアムについて

ロマンスカーミュージアムは小田急小田原線海老名駅のすぐ隣にあります。
ロマンスカーの魅⼒を通じて「感動」「笑顔」「未来」をつくるというミッションのもと造られたミュージアムです。
4つの展示ゾーンやミュージアムショップ、カフェなどから構成されています。
このブログを書いている2021年11月現在は、原則事前の予約制となっており、ホームページから予約して入館することになります。
なお、当日の予約に空きがある場合、入館時に、代表者氏名・居住地・電話番号・人数を記入すれば入館することができます。
それでは、それぞれの展示ゾーンについて見て行きたいと思います。

ヒストリーシアター

2階のエントランスから入って、1階へ降りていくとまずヒストリーシアターがあります。
小田急線開業当時の車両である「モハ1」がプラットホームに停車するように展示されていて、その横で小田急電鉄とロマンスカーの軌跡をたどるムービーを見ることができます。
ムービーを見ていると、子供の頃に家族旅行で箱根に行った時にLSE(3100形)に乗ったことや、就職前に卒業旅行代わりに箱根湯本の温泉に行った時にRSE(20000形)に乗ったことなど思い出がよみがえりました。

ロマンスカーギャラリー

続いての展示は、このミュージアムの顔とも言えるロマンスカーギャラリーです。
歴代ロマンスカー5車種が勢揃いしています。
ヒストリーシアターからの通路を抜けると目の前にSE(3000形)、LSE(3100形)、NSE(7000形)が表れます。
3車種が並ぶ姿は圧巻です。

SE(3000形)、LSE(3100形)の間を抜けて奥へ行くと、HiSE(10000形)とRSE(20000形)が展示されています。
外観、室内から床下までじっくり見ることができます。
ロマンスカーと言えば展望席と思いますが、営業列車では予約の取りにくい展望席にも座ることができます。

そして、私の好きな台車もじっくり見ることができます。
特に、連接台車を間近でじっくり見ることなんてなかなかできないので、貴重な経験をできました。

その他、ODAKYU HISTORY TIMELINEという⼩⽥急電鉄の歴史をまとめた企業年表や、⼩⽥急電鉄の複々線化事業(地下トンネル構造)を学べる模型が展⽰されているエリアもあります。

ジオラマパーク

ロマンスカーギャラリー のある1階から2階へ上がると巨大なジオラマが広がります。
新宿から箱根まで⼩⽥原線沿線を再現したジオラマは、沿線のいろんな風景が広がり、その中を10車種のロマンスカーと5車種の通勤車両が駆け抜けます。
朝、昼、晩と背景が変わっていき、それぞれのシーンを楽しむことができます。
間近から見るだけでなく、少し高い所からジオラマを一望できるようにテラスもあります。
ジオラマの中を走るロマンスカー・GSE(70000形)と江ノ電(500形)の模型を運転することもできます。
ジオラマ運転体験は、 入館料以外に利用料金が必要になります。

キッズロマンスカーパーク

ジオラマパークの隣には、キッズロマンスカーパークと言う子どものための空間が広がります。
ロマンスカーアスレチック、こうさくしつ、ロマンスカーシミュレーター “LSE(7000形)”、インタラクティブアート “電車とつくるまち”から構成されています。
ロマンスカーアスレチックは、木でできたロマンスカーの中で遊ぶことができる遊び場となっていて、2階の運転席や展望席で遊ぶことができます。
こうさくしつは、紙でできた小さな街の中を自分で作った「ロマンスカー」と「おうち」のペーパークラフトを走らせることができます。
ロマンスカーシミュレーター “LSE(7000形)”は、引退した実際の車両の運転台を活用して作られた LSE(7000形) の運転シミュレーターです。
実際の運転台を使用しているので、リアルな操作を楽しめます。
子供だけでなく、大人でも十分楽しめると思います。
インタラクティブアート “電車とつくるまち”は、⼩⽥急電鉄の街づくりを遊びながら学ぶことができます。
インタラクティブアート以外は入館料以外に利用料金が必要になります。

物販施設

ミュージアムショップとして、小田急電鉄の公式グッズショップの“TRAINS”が出店しています。
こちらのお店では模型やおもちゃ、雑貨など小田急電鉄やロマンスカーの人気グッズが買えるほか、ロマンスカーミュージアムでしか買えない限定グッズも販売しています。
子供が喜びそうなグッズが揃っています。
そして、ロマンスカーミュージアムクラブハウスは、ホットドッグやスイーツなどを味わえるカフェで、こちらはミュージアムに入館しなくても利用できます。

GSE(70000形)乗車

ミュージアムに行った後、GSE(70000形)にも乗車してきました。
これまで、ロマンスカーはSE(3000形)とNSE(7000形)を除く車種に乗りました。
GSE(70000形)も鮮やかなローズバーミリオン色の車体がきれいで、デビュー以来乗ってみたいとずっと思っていましたが、念願が叶い本厚木-小田原間だけでしたが乗車しました。
後方の展望席エリアを予約することができ、後方でしたが大型1枚ガラスでダイナミックな眺望を楽しむことができました。
雲の間から富士山も見ることができました。
今度は新宿から箱根湯本まで全線を通して乗ってみたいと思いました。

ロマンスカーミュージアムは、小田急ロマンスカーの魅力がいっぱい詰まっていて、子供から大人まで存分に楽しめるミュージアムでした。
是非、訪れてみてはいかがでしょうか。

アクセス:小田急小田原線、相鉄本線海老名駅下車、徒歩すぐ